行き当たりばったりの 青森車中泊の旅 2

shorou

2018年08月28日 19:40

2日目の朝を東北道津軽SAで迎えます。
1日目は こちら

朝 6時ごろに目が覚めました。
夜はぐっすりと休むことが出来ました。

岩木山が見えています。


そのままサービスエリアのベンチで簡単に朝食を済ませます。

サービスエリア内の火気の使用について
NEXCOのホームページに下記の記述があるので当家では最小限の火気の使用は 可 と考えております。
みだりに火気の使用をすること。また、キャンプ、バーベキューなどを行うこと。” とあります
レポに突っ込みがたまにあるので・・・・・。 (+_+) 


津軽SAを7時前に出発です。
浪岡ICで東北自動車道とお別れします。

101号線を走って五所川原を抜けます。

お風呂に入りたいです。
検索の結果  つるが市 の しゃりき温泉 を発見

しかし8時半からの営業です。

時間調整の為 金木町 を通り過ぎて十三湖へ

みちのえき 十三湖高原です。

展望台から 十三湖 岩木山が見渡せます。


引き返して しゃりき温泉へ



受付もいい雰囲気です。 ねぶたの絵が飾ってあります。
大人320円はお安いです。

朝風呂に入って スッキリ・サッパリ さあ今日も一日頑張りましょう。

20分程掛けて 金木町 に戻ります。

この金木町は津軽の小さな町ですが、津軽三味線の発祥の地として、また、太宰治の出生の地として、近年では吉幾三の故郷として全国的にメジャーな町です。

10時から 津軽三味線会館 で津軽三味線の実演を聞くことが出来ます。


初めて生で聴きましたが迫力があって圧巻の演奏でした。


20分程の演奏を聴いて会館を後にします。

すぐ隣の ”斜陽館” に移動します。


ちなみに 三味線会館と斜陽館の共通券で大人900円です。

明治40年に太宰の父親が建てた建物です。

太宰が誕生から幼少期に過ごした家です。

当時津島家は大地主であり、衆議院議員と務めたり、金融業を営んだりとかなり裕福だったようです。


まあとにかく立派な建物です。

太宰の誕生の部屋 だそうです。


座敷に段差があります。

この段差の高い方には長男しか上がれなかったそうです。
六男である太宰は上に上がることを許されず、兄との扱いの差に悩んだそうです。
また、使用人達は座敷に上がることも許されず、家庭内だけでなく、社会全体の身分制度などにも疑問を抱き、共産運動に加担するようになったようです。

この段差が太宰の性格形成をしたと、なんかで読んだ記憶があります。

とにかく幼少期にはかなり ひねくれた 少年だったようですね。 (^_^;)

仏間です。

以前は東京の津島家所有の マンション にあったそうです。
こんなのが入るマンションって ドンだけよ。 (@_@;) 

二階にに上がって行きます。


洋風な部屋がいくつかあります。


太宰の母親の部屋です。


子供のころよくこの部屋で遊んでいたようです。

そんな中、屏風の一枚に ”斜陽” という文字があり小さい時から目にしていたため、後の作品のヒントになったということです。

とにかく立派なお屋敷です。


”こんないい家に住んで、裕福な暮らしして ひねくれてんじゃねーよ” って感じですか(^o^)
まあ、そんな性格からあんなすごい作品が生まれたんですもんね。

資料館もありました。 写真撮影禁止でした。

太宰にまつわる興味ある資料が展示されていました。

直筆の人間失格の原稿を見たとき少し鳥肌が立ちました。
高校生の時 人間失格 を読んで鳥肌立ったことを思い出しました。
やっぱり 太宰 好きだな (^.^)
いろいろ直筆の原稿や、書簡がありました。字があまり上手でないことに親近感をおぼえました。私も字が下手なので・・・(^_-) 

外は暑そうです。 リンゴジュースを頂きます。

濃厚でいてサッパリと(なんじゃそれ)美味しかったです
一杯 300円也

この建物はGHQの農地改革で津島家から離れ昭和25年から平成8年まで旅館として経営されていて公開はしていなかったたようです。
学生の頃一度訪れていますが記憶に薄いのはそのためですね。
吉幾三は当時ここの旅館で結婚式、披露宴をしたそうです。

津軽三味線と太宰を堪能して 金木町 を後にします。

ナビの行先を 竜飛岬 に設定して 出発です。

津軽平野を走って行きます。
お岩木山が綺麗に見えています。

Youチューブで吉幾三の 津軽平野 を流したのは言うまでもありません。

♬ つがるウ~ 平野にイ~ 雪降ウ~ 頃はよオ~・・・・おいわ~きイ 山アよー おオおオ~ みえだアーがア~ おどオお~ ♬ 
大きな声で一緒に口ずさんだことも書き添えておきます (^o^)

十三湖を過ぎて、339号線 小泊道 を津軽半島西岸に沿って北上して行きます。

そろそろ お昼の時間です。 やはり 海鮮 行きたいですよね。

ありました。 道沿いに誘い込むようにノボリが建っています。


脇元 という地名です。


なかなかいい感じです。

海岸が海水浴場になっていて、そのあたりの客相手のお店のようです。
早速入ってみます。

メニューが沢山あって迷ってしまいます。


 は ウニいくら丼定食


 は贅沢に フルコース定食


うに ウメー!!


フルコース定食には アワビのお刺身が付いていました。
さっきまで横の水槽にいたものです。 
柔らかくて甘くって 

うー あわび はんぱねーエッテ!!

あまりの感動に写真撮り忘れてしまいました。 (^.^)

ウニいくら丼 2350円  フルコース定食 3170円は 安いと思いました。
なにせ 宿泊代かかって無いから多少の贅沢は許容範囲です。
ご馳走さまでした 美味しかったです。

サマーハウス さんでした。

再び海沿い 小泊道を 北上して行きます。

道沿いに 津軽七つ滝 なるものが現れます。

車を停めて しばし休憩。

シャッタースピードのお勉強
F6.3 SS 1/160

F22 SS 1/8 

ウーン 違いますね。

JUMP

関東圏ナンバーのワンBOXが停まっています。
此処でもそうでしたが今回いたるところで関東圏、中部圏、関西圏ナンバーの軽キャンカー・ワンBOXカーに出会いました。リアは目隠しがしてあります。青森では車中泊旅行者が多いようです


再び出発。 今度は山道になって急勾配を登って行きます。

登り詰めた辺りから北側に岬が見えます

♬ ごらんあれがたぶん竜飛岬 北のはずれ♬ だよ 
やはり Youチューブで 石川さゆり 津軽海峡冬景色 を流したことをお伝えしておきます。

この先明日に掛けて、岬が見えるたびに ”ごらんあれが竜飛岬” とはしゃいでおりました。

つづいて山道を下って行きます。 海へと出ます。

13:40分 竜飛岬に到着

これだけです。 想像していたイメージとはちょっと違った感じです。

この先の行程を考えると、先を急がなくてはなりません。

竜飛岬 Touch&Go です。

次なる目的地 本日の宿泊予定地
大間崎に向けて ナビ開始です。

到着予定 20:30 ゲーッ

しかし過去の経験から絶対に2時間ぐらいは短縮すると思います。

先を急ぎましょう

三厩を抜けて280号線を、今度は津軽半島東側を南下していきます。

青森からは国道4号線になります

野辺地から はまなすベイライン大湊線 を下北半島西側沿いに北上して行きます。
この辺りは道も良く到着時間がどんどんと短縮されていきます。
(車の流れに乗って走っているだけですよ (^.^) )

道の駅 よこはま で休憩  青森にも横浜がありました。


此処にも首都圏ナンバーの軽キャン、ワンBOXなどが停まっていました。

一台関東ナンバーの軽バンが車一杯に日本全国の名所のステッカーを貼って停まっておりました。
ドアを開けて中が見えるようにお酒飲んでます。興味深げに話しかけてる人との会話が聞こえてきます。

もう半年近く軽バンで日本全国旅しているそうです。
何時は私たちもそんな身分になりたいものです。

現在16:30 何とか明るいうちに大間にたどり着きたいところです。

むつ市に入ります。 かなり大きな町です。
日本最北の 市 で日本初のひらがな名の市だそうです。

マエダストア で軽く買い出しをします。

こちらでは マエダストア をあちらこちらで見ました。 メジャーのようです。

先を急ぎましょう
むつ市から一気に斧の付け根部分を北上して 津軽海峡へ抜けていきます。
本日の最終行程です。

この辺りから、天候が悪化してきてしまいました。
時折、強い雨が叩きつけます。
そうかと思うと急に日差しが差してきます。
安定しない天気です。

大間の夕日は見れるのかしら。 (^_^.)

海沿い279号線をひた走ります。

18:30分
着きました

本州最北端 大間崎 です
何とか明るいうちに付きましたが。



天気は ダメダメ  時折強い雨が降ってきます。





今夜はこちらで一泊します。
本州最北のキャンプ場です。

大間崎テントサイト 

町営の無料テントサイトです。

芝生のフリーサイトです。 車の乗り入れはできませんが、駐車場と隣接しているので車のすぐ後ろに設営することが可能です。
(台数に制限がありますが・・・)
運よく良い場所をGET出来ました。

フェリー乗り場のすぐそばで周りには土産物さんや小さな飲食店が沢山あります。



フェリーの最終便に合わせて一斉に閉まってしまいました。

それでも何軒かのお店は居酒屋状態で、結構遅くまで営業していました。

リサーチ不足でした。 夕食は買い出しをしてあります。 
このままウニとマグロで一杯やりながらの夜も良かったなー

それでも何とか、ウニとマグロをGETすべく、お店に交渉します。

あけみちゃん にお願いします。
ウニとマグロおつまみでテイクアウトできますか??

快く応じてくれました。

”お皿は適当に返しておいてね” ”はーい”
殻つきウニとマグロをGETしました。
(一皿1200円です。高いのか安いのか相場観が解りません) 
本州先端の征服と大間のウニとマグロ。当初の目的を確実に実行しております。

雨は相変わらず降ったり止んだりと安定はしませんが、止んでいる時間の方が長くなってきたようです

カーサイドタープならぬ カーリア タープです。

まったく問題はありません。

殻つきウニとマグロを頂きます。

満足です。

焼肉を少々

マジックソルトで頂きます。焼肉のたれよりお手軽で美味しく頂けます。

焼き鳥も少々


そうそう 今回の車中泊旅行の為に用意したものをもう一つ

ニトリのバーベキューコンロです。 2人分の使用ならば十分です。
燃料はロゴスのこのタイプでないとうまく燃えませんでした。

こちらのテントサイトはバイクのソロが多くいました。

キャンピングカーやワンBOXも関東、中部、近畿、広島まで様々です。

北海道を回ってフェリーで当地に入る人が多いようです。
奥の軽キャンカーもご夫婦で北海道を回って来たそうです。
既に3か月経過しているとの事です。

みなとてもマナーが良く8時過ぎにはひっそりとしていました。


今日も良く走りました。

おやすみなさい
       


つづく





あなたにおススメの記事
関連記事